ブログ
2024年:台湾で見た医療IoTとグローバル物流の最前線
4年ぶりとなる海外視察ツアーに向けて、中小企業診断士、企業内診断士、大学教員、そして学生を含む約20名のメンバーが集合しました。コロナ禍で中断を余儀なくされていた異業種交流会の恒例視察ツアー。その再開の舞台は台湾・台北です。
第一日目:医療IoTの未来を見る
英華達(Wistron ITS)訪問
初日の午後、私たちは英華達のオフィスを訪れました。
[企業概要」
台湾大手インベンテックグループの医療設備関連部門
病院向けIoTソリューションを開発
製品①:輸液管理システム
最初に紹介されたのは、病院での輸液(点滴)管理システムです。
[システムの特徴]
輸液の量、時間、詰まりを自動監視
ナースステーションで集中管理
異常時には即座にアラート
看護師の負担を大幅に軽減
デモでは、輸液ポンプに取り付けられた小型デバイスが、リアルタイムでデータを送信する様子を見せてもらいました。
画面上には複数の病室の輸液状態が一覧表示されます。異常があれば即座にアラートが鳴る仕組みです。
製品②:バイタル管理システム
最後に紹介されたのは、スマートフォンと連動したバイタル情報収集システムです。
[システムの仕組み]
患者が自宅で日常的に測定
血圧
心拍数
血中酸素濃度など
データをクラウドに自動送信
来院時には基礎検査が不要
医師は蓄積データに基づいて診断
実際に、台湾の大手保険会社がこのシステムを導入し、被保険者の健康管理に活用しているそうです。予防医療と保険ビジネスを結びつけるこの発想は、日本でも展開可能性が高いと感じました。
第二日目:グローバル物流の現場
統英国際物流訪問
二日目の午後、私たちは統英国際物流の会議室を訪れました。会議室の入り口には、私たちを歓迎する看板が掲げられており、細やかな心配りに好感を持ちました。
[企業概要」
国際物流企業
台湾をハブとしたグローバルネットワーク
日本企業の海外展開を支援
会議室には、経営陣と営業担当者が勢揃いです。
正面のスクリーンには、同社のサービスエリアを示す地図が映し出されていました。
台湾の地理的優位性
第三日目:台湾の文化と歴史に触れる
市内観光
最終日は、台湾の文化と歴史を学ぶ時間も設けられました。
[訪問した場所]
中正紀念堂
龍山寺
迪化街
台北の名所を巡りながら、台湾の歴史と現代の姿を感じました。
迪化街――伝統と革新の融合
迪化街は、伝統的な問屋街として知られています。
古い建物を活かしたカフェやデザイン雑貨店が立ち並び、観光客で賑わっていました。
実際に足を運び、目で見て、対話することで初めて、本当の理解が生まれます。コロナ禍で一時中断していた海外視察ツアーが再開できたことは、参加者全員にとって大きな意味がありました。今後も、定期的にアジア各国への視察を実施し、最新のビジネス動向を学び続けていきたいと考えています。
グローバル化が進む現代において、実体験に基づいた理解を持つことが、ビジネスパーソンには不可欠です。アジアビジネスの最前線を肌で感じることは、大きな価値があります。

